糖質制限すれば痩せるは間違い

糖質制限ダイエットは一見とても効果の高い減量方法に思えます。

「糖質さえ摂取しなければ脂肪は付かない」

確かにその通りです。

脂肪というのは、糖質を摂取すると上昇する血糖値を下げようとインスリンが働き、

各細胞へのエネルギー充填、のこりは脂肪として蓄える性質があるので、糖質が脂肪に変わる

というのは正解です。

しかし、我々の細胞はエネルギーとしての糖質を必要とします。

脂肪に変わるのは、過剰に糖質を摂取するから起こることで、必要量を守れば脂肪に変わることは

ありません。

糖質制限の最大のデメリットは「筋肉の減少」です。

なぜ糖質制限で筋肉が減少するのか？

糖質制限の最大のデメリットは筋肉減少です。

何故糖質制限で筋肉が減少するかというと、身体を動かすエネルギーの糖質が枯渇すると

身体は筋肉を分解してエネルギーに変換しようとするからです。

折角つけた筋肉も、糖質が足りないせいで分解されてしまいます。

「私は女子だから筋肉なんていらない」

なんていう人いませんか？

大きな間違いです。

女子だろうと男子だろうと筋肉は絶対必要です。

勿論ボディビルダーのような、ムキムキの筋肉は必要ありません。

筋肉が減少すると身体に悪影響が多々あります。

免疫力の低下、

歩行機能の喪失

代謝の低下

骨量の低下

などなど深刻な悪影響を及ぼします。

筋肉は新陳代謝の素

筋肉は代謝に大きくかかわる物です。

筋肉が減少すると代謝が低下し太りやすくなります。

糖質制限でダイエットに成功しても、筋肉が減少しているので代謝が悪化します。

折角ダイエットしてもリバウンドしやすくなり、再度ダイエットにトライしても痩せにくい

身体になってしまっています。

だからダイエット中は筋肉をなるべく減少させないように注意する必要があります。

筋肉を減少させないために

①必要な糖質量を摂取する

自分に必要な糖質量を知ることは大事です。

目安は体重×5gです。

体重50kgの人なら　250ｇの糖質は摂取できます。

普段軽い運動（通勤・通学程度）をしているなら体重×５ｇ程度と覚えておきましょう。

因みにご飯お茶碗１杯（100ｇ程度）は糖質38ｇ程度です。

運動習慣のある人は体重×7ｇ程度はＯＫです。

運動をすると体内の糖質は消費されますので多めに摂取できます。

⓶糖質は炭水化物で

糖質を摂取するなら炭水化物で摂りましょう。

砂糖などの糖分と比べて分解がゆっくりなので、糖分ほど血糖値は上がりません。

米、小麦、芋類等がお勧めです。

③糖質制限中はたんぱく質を多めに

体内の糖質が枯渇すると筋肉を分解してしまうため、糖質制限中はなるべくたんぱく質を多めに

摂りましょう。

通常たんぱく質の摂取目安は、体重×１ｇです。

50㎏の人は50ｇ程度ですが、糖質制限中は体重×1.5g～2ｇ程度がお勧めです。

運動を積極的に行うことで筋肉量の減少も防ぐことができます。

まとめ

糖質制限は有効なダイエットの一つですが、過剰に糖質を制限するとデメリットがある。

それは筋肉の分解による筋肉量の減少である。

筋肉が減少すると深刻な身体への悪影響が現れる

自分がどれくらい糖質を摂取できるかを知っておく

糖質制限中はたんぱく質を多めに摂取して運動を積極的に行い筋肉量減少を食い止める。