7月の旬の食材 旬を食べることの大切さを解説
「旬」とは何か
旬を辞書で調べると以下のような解説がでてきます。
い
1 魚介類や蔬菜 (そさい) ・果物などの、最も味のよい出盛りの時期。「旬の魚」「たけのこの旬」
2 物事を行うのに最も適した時期。「紅葉狩りの旬」
3 古代、宮中で行われた年中行事の一。天皇が紫宸殿 に出御、臣下に酒を賜り、政務を聞く儀式。もとは毎月1日・11日・16日・21日に行われたが、平安中期以後は4月と10月の1日だけとなった。4月を孟夏 (もうか) の旬、10月を孟冬 (もうとう) の旬といい、合わせて二孟の旬という。このほか、朔旦 (さくたん) 冬至の旬など、臨時の旬もあった。
今回のテーマは1の食材の旬についてです。
価格が安く栄養も豊富な旬の食材
旬の食材はそれ自体豊富に取れることで、安価に市場に出回ります。
旬のものを食べることは家計に優しいということになります。
栄養面でいえば、旬の食材は、旨みが濃くて栄養成分が豊富。例えば冬が旬のほうれん草は、低温で太陽の光も弱い環境の中で、葉を広げながらじっくりと光合成を行い、糖度やビタミンを蓄えていきます。こうして育った冬採れのほうれん草は、夏採れのものより約3倍ものビタミンCを含有しています。
また、魚介も身に脂をたくわえる時期などが旬になります。サバ(マサバ)は夏に味が落ちる一方で、旬の秋になると非常に美味しくなりますが、これは夏に産卵でやせ細った体が秋に入って回復し、丸々と脂がのって旨みが増えるためといわれています。
栄養的にも、味覚的にも旬のものを食べることは最高に幸せなことなのです。
7月の旬のもの
6月がもうすぐ終わります。
7月の旬のものは何があるでしょうか?
野菜編
青唐辛子 明日葉 インゲン 枝豆 おくら かぼちゃ きくらげ きゅうり ししとう しそ
しんしょうが ズッキーニ トウモロコシ トマト なす ゴーヤ にんにく パプリカ ピーマン
みょうが らっきょう レタス
果物編
あんず いちじく 梅 キウイ さくらんぼ スイカ パイナップル ぶどう マンゴー モモ
メロン ゆず
魚編
あじ アナゴ 鮎 エボダイ ウナギ 鰯 カマス カワハギ カンパチ スズキ キス 太刀魚
泥鰌 トビウオ ハモ
海産物編
あわび アオリイカ スルメイカ ウニ 車海老 毛ガニ 昆布 サザエ シジミ ホヤ 真蛸
旬を食べることのメリット
例えば夏の旬の食材を食べると夏バテしなくなります。
滋養強壮に良いものや、身体を冷やすものもあるので、暑い夏でも乗り切ることができるのです。
冬の旬のものは身体を温める根菜や、脂ののった魚などが出てきます。
寒い冬を乗り切るのに最適な食材です。
栄養豊富で、人間の季節季節の体調管理にも最適で、安く手に入る旬の食材を積極的に取り入れましょう!