カニ好きにはたまらない美味しいカニの産地とは？

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日本人が好きな魚介類として、必ずと言っていいほど名前が上がるカニ。なかなか気軽に口にすることができないからこそ、カニを食べるのなら美味しい産地のものを選びたいと思っていませんか。今回は、カニ好きの方にとって、絶対に外して欲しくない美味しいカニの産地と、よく食されている3種類のカニの美味しい旬について詳しくご紹介します。

絶対外せない美味しいカニの産地

最近では、ふるさと納税の返礼品としてカニを選ぶ方が多く、お取り寄せをして食べるという方も増えています。しかし、美味しいカニを堪能するためには、名のあるブランドガニの産地で、獲れたてのカニを思う存分味わうことをおすすめします。ここでは、絶対に外せない美味しいカニの産地についてご紹介していきます。

北海道のタラバガニ・紅ズワイガニ・毛ガニ・花咲ガニ

カニの漁獲量が日本で一番多い北海道では、豊富な種類のカニを堪能することができます。身が締まってプリプリとした食感が特徴のタラバガニは、日本では北海道でのみ水揚げされており、水分量が多く身が甘めの紅ズワイガニは、刺身で食べると絶品。全身が短く硬い毛に覆われている毛ガニは、カニ味噌の濃厚さが特徴です。茹でると真っ赤な花が咲いたようになる花咲ガニは、エビに似た独特の風味を味わうことができます。味も特徴も異なる美味しいカニをたくさん楽しみたいのであれば、北海道がおすすめです。

北陸地方の越前ガニ・香箱ガニ

ブランドガニとしてよく耳にする越前ガニは、北陸地方の福井県で水揚げされているオスのズワイガニのことです。越前ガニと証明されたものには黄色のタグがついていて、旬に獲れた生のカニだと1杯10万円以上することもあります。カニ本来の旨みが味わえることで、人気があります。

石川県で水揚げされるメスのズワイガニは、香箱ガニと呼ばれます。甲羅の中にあるカニ味噌とたっぷりと詰まったカニの卵は、メスのカニでしか味わうことができません。毎年11月から12月の約2ヵ月間しか獲ることができないため、プレミア感が高いのも人気の理由です。

山陰地方の松葉ガニ

松葉ガニもブランドガニとして有名ですが、これは山陰地方で水揚げされるオスのズワイガニのことです。ズワイガニの特徴である「細長い足の形が松葉のように見える」、「漁師が松葉でカニを焼いて食べていた」などといったところから、松葉ガニと呼ばれるようになったとも言われていますが、諸説あります。大きな殻にぎっしりと詰まった身が特徴で、茹でても焼いても食べ応えが抜群です。

カニが美味しく食べられる旬とは？

カニを美味しく味わうには、その旬を知ることも大事です。ここで、三大ガニに挙げられるズワイガニ、タラバガニ、毛ガニについて、それぞれの旬と特徴などについて紹介します。

ズワイガニ

北陸地方や山陰地方で水揚げされるズワイガニは、オスとメスで旬が異なります。オスの旬は11月から翌年の3月まで、メスの旬は11月から翌年の1月までになります。身がしっかり詰まったカニを選びたいのであれば、甲羅にたくさんの黒いカニビルの卵がついているものを選ぶと良いです。一般的に茹でて食べることが多いですが、刺身にしてトロっとした食感と独特の甘みを味わうのもおすすめです。

タラバガニ

タラバガニの旬は、4月から5月と11月から翌年の2月までと、年に2回あります。見た目はカニそのもののタラバガニですが、実はヤドカリ科に属しています。あっさりと淡泊な味が特徴であり、焼いたりしゃぶしゃぶにしたりしても美味しいですし、バターソテーで食べるのも絶品です。

毛ガニ

毛ガニの旬は、12月から翌年の2月頃です。ただし、毛ガニは旬以外の時期にも水揚げされているため、時期や産地により味に違いはありますが、年間を通して楽しむことができます。他のカニに比べて小ぶりなため、丸ごと茹でてから、身とカニ味噌を混ぜて食べるのがおすすめです。

旬を知って美味しい産地のカニを食べよう！

以前より簡単に手に入れられるようになったとは言え、カニにはまだまだ高級なイメージがあります。せっかくカニを食べるのであれば、それぞれの種類の旬と産地を知って、楽しみたいところです。今回の記事を参考にして、自分好みのカニを美味しく味わってください。