お米はなんで精米するの？精米方法による違いを解説！

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炊き立ての白いホカホカごはんは、米を精米して作られた精白米を炊いたもの。精米にはいくつかの種類があり、それぞれ食べた感じや栄養が異なります。この記事では、そんな精米の種類についてご紹介。さらに自分で精米する方法も見ていきます。

お米を精米する目的は？

収穫されたお米は籾(もみ)という殻に包まれた状態で、このままでは食べることができません。この籾を取った状態が玄米です。そして、玄米に付いている胚芽やヌカ層を取り除くことを「精米」と言います。精米をすることでお米はより美味しくなり、消化吸収が良くなります。

精米の種類と栄養

玄米は栄養が豊富だけれどボソボソとした食感で食べづらいと言われます。この玄米からどれくらいヌカ層を取り除くかによって、精米の種類が分かれます。

精白米

玄米に付いている胚芽やヌカ層を全部取り除いたのが精白米です。一般的に白米と呼ばれるもので、真っ白な美しさや美味しさ、そして炭水化物やたんぱく質といった栄養が豊富。精白米の粒には肌ヌカが付いている状態です。食べる時には米研ぎをしてヌカを落してから炊きましょう。精白米の中でも、肌ヌカまで落とした上白米というものもあります。

分つき米

精米の加減を変えることで、胚芽やヌカ層を残して仕上げるお米が分つき米。玄米に含まれる栄養を残しつつ、玄米よりも食べやすくしたお米として人気です。分つき米は、何割精米しているかによってさまざまな種類に分けられます。

【H4】3分つき米

玄米を3割精米したもので、見た目は玄米に近い茶色をしています。比較的胚芽とヌカ層が残っているので、ビタミンや鉄分、食物繊維などの栄養が豊富に含まれています。

【H4】5分つき米

玄米を5割精米して、白っぽさがあるのが5分つき米です。食感はボソボソとしていますが、玄米にくらべると食べやすく、栄養も玄米に近いくらいに残っています。

【H4】7分つき米

ヌカ層がかなり取れて、見た目が白米に近いのが7分つき米。食感も白米のようにやわらかいです。胚芽も残っているので白米に比べてビタミンB群、E群がたっぷり含まれています。

胚芽精米

たくさんの栄養が詰まっている胚芽の部分を80%以上残して、残りのヌカ層を取るように精米したのが胚芽精米です。見た目は白米と似ていて甘みを感じる味も白米に近いため、玄米や分つき米よりも食べやすいのが魅力。ビタミンB群、E群、アミノ酸などの栄養を含んでいます。

玄米を自分で精米する方法

お米は精米する前の玄米のままの方が長持ちします。また、精米することで空気に触れる部分が増えて鮮度が落ちていくので、玄米を自分で精米するという人も多いです。また自分で精米することのメリットとしては、好みの精米方法を選べるという事も挙げられます。

コイン精米機

街中に設置してあるコイン精米機を使えば、いつでも手軽に自分で精米することができます。

コイン精米機の使い方

1. お金を入れる
2. 玄米を入れる
3. 精米の度合いを選ぶ
4. 精米された米を取り出す

コイン精米機によって多少違う場合もありますが、基本的にはこのようにシンプルな操作で精米できるので、誰でも簡単に使うことができます。

またコイン精米機の中には自分の米から出たヌカを持ち帰ることができるものも。ヌカ床を作ったり掃除や肥料として使うなど、エコで便利なアイテムとして人気のヌカが手に入ります。

家庭用精米機

より新鮮で美味しいごはんを手軽に食べたい人にぴったりなのが、家庭用精米機です。コイン精米機に比べて少ない量から精米することができるので、精米したお米の鮮度が落ちる前に食べ切ることができます。

いろんな精米を試せるので、白米や胚芽精米、分つき米などいろんな精米具合のごはんを食べてみたいという人にも嬉しいですね。

お好みに合わせた精米で毎日美味しいごはんを

ふっくらと柔らかく甘みのある白米や玄米の栄養を残した分つき米に胚芽。それぞれの精米方法には特徴があります。いろんなお米を試して、お好みに合う精米方法を見つけてみるのもいいですね。