究極のエコ「世界農業遺産」認定 高品質緑茶お取り寄せ
世界農業遺産とは
世界農業遺産は、世界的に重要かつ伝統的な農林水産業を営む地域(農林水産業システム)を、国際連合食糧農業機関(FAO)が認定する制度です。
世界で22ヶ国62地域、日本では11地域が認定されています(令和2年6月現在)。
その11地域とは
新潟県佐渡市
宮城県大崎地域
静岡県掛川周辺地域
静岡県わさび栽培地域
和歌山県みやべ・田辺地域
宮崎県高千穂郷・椎葉山地域
石川県能登地域
岐阜県長良川上下流地域
徳島県にし阿波地域
大分県国東半島宇佐地域
熊本県阿蘇地域
です。
申請地域は、国際連合食糧農業機関(FAO)が定めた5つの基準と保全計画に基づき評価されます。
1.食料及び生計の保障
申請する農林水産業システムは、地域コミュニティの食料及び生計の保障に貢献するものである。
2.農業生物多様性
申請する農林水産業システムは、食料及び農業にとって世界的に重要な生物多様性及び遺伝資源が豊富であること。
3.地域の伝統的な知識システム
地域の伝統的な知識システムが、「地域の貴重で伝統的な知識及び慣習」、「独創的な適応技術」及び「生物相、土地、水等の農林水産業を支える天然資源の管理システム」を維持していること。
4.文化、価値観及び社会組織
申請する農林水産業システムの関連した文化的アイデンティティ及び風土が、地域に定着し、帰属していること。
5.ランドスケープ及びシースケープの特徴
人類と環境との相互作用を通じ、長い年月をかけて発展してきたランドスケープ及びシースケープを有すること。
システムの持続性のための保全計画
申請地域は、農林水産業システムを動的に保全するための保全計画を作成すること。
世界農業遺産認定の緑茶
世界農業遺産に認定された緑茶は、茶草場農法とういう栽培方法で育てられたものです。
とても珍しい栽培法で、刈り取った草を茶園に投入し、高品質な茶の生産と生物多様性が両立する
伝統農法なのです。
茶の味や香りをよくするために茶園周辺で刈り取ったススキやササなどを、茶園に投入する伝統的な農法で、草を刈り取る採草地を、「茶草場(ちゃぐさば)」と言います。
かつては日本各地で見られたこの農法ですが、生産方法や時代の変化にともない、現在では静岡県などのごく一部だけで続けられています。
人の手で維持管理される「茶草場」には、貴重な動植物が生息し、よいお茶を作ろうとする農家の営み・努力と生物多様性が両立している、世界的にも非常に珍しい事例です。
生物の多様性を守る農法
茶草場では、野生条件では絶滅が心配される「秋の七草」等、希少な動植物を見ることができます。
人の手によって維持管理されている草地環境は「半自然草地」と呼ばれており、多くの生物種が生息することが知られてます。
人が草を刈ることは、一見すると自然を破壊しているようにも見えますが、草を刈らずにおくと、生存競争に強い植物ばかりが生い茂ってしまい、生息できる植物の種類はかえって少なくなります。
定期的に草を刈ることにより、大きな植物が茂ることなく、地面まで日が当たるので、生存競争に弱いさまざまな植物が生息することができるのです。
美味しくて、環境も守るお茶で社会貢献しながら一服しませんか
全国でも珍しい伝統的な茶草場農法で作られた静岡県牧之原台地の極上深蒸し茶です。高品質の茶葉を育てる茶草場農法は世界農業遺産に認定されています。