絶滅危惧種

以前はマグロといえば黒マグロが当たりまえでした。

しかし黒マグロは乱獲され、現在国際自然保護連合（IUCN）から絶滅危惧種に指定されています。

今や黒マグロは海のダイヤとされ、青森県大間のマグロの初セリでは億越えなんて信じられない高値で

取引されています。

現実的に漁獲頭数をしっかり管理しないと、本当に絶滅してしまい美味しいマグロが食べれなくなってしまいます。

日本は国際社会からマグロの乱獲について名指しで批判もされています。

日本人ほどマグロが好きな国民はいないので当然ですが。

そこで、近年様々な種類のマグロが市場に出されてきています。

正直どんなマグロがいて、どんな味なのかよくわかりませんよね？

色々なマグロ

黒マグロ

日本沿岸を含む太平洋の熱帯・温帯海域に広く分布する大型魚です。最も大きく育つマグロの一つで、体長300cm、体重400kg以上に達することがあります。マグロの中でも最高級品であり、大トロが多く味・色共に濃いので、刺身や寿司に向きます。

ミナミマグロ

名前のとおり、南半球の中緯度海域に広く分布するマグロです。成魚は最大で全長245 cm・体重260 kgに達し、メバチ、キハダと並ぶ中型種です。

黒マグロ以外で大トロが取れるのミナミマグロだけ。

品質的にも黒マグロに負けない味わいがある。

メバチマグロ

クロマグロやミナミマグロと比べて腹が薄く、トロは少なく中トロや赤身が多いです。成魚は最大で全長250 cm・体重210 kgに達し、ミナミマグロ、キハダと並ぶ中型種です。

キハダマグロ

全世界の熱帯・亜熱帯海域に広く分布しており、主にツナ缶や刺身などに用いられています。成魚は最大で全長239 cm・体重200 kgに達し、ミナミマグロ、メバチと並ぶ中型種です。

ビンチョウマグロ

全世界の熱帯・温帯海域に分布する小型のマグロで、缶詰原料にもなりますが、コンビニや回転すしでも人気があります。成魚は最大で全長140cm・体重60kgに達していますが、マグロの中では小型種です。

コシナガマグロ

見た目が、クロマグロの子と非常に似ていますが全く別物です。成魚は最大で全長100cm余りで、マグロの中では小型種です。クロマグロと比較するとやや薄い赤身で、肉質はキハダによく似ています。

そのマグロが美味しいの？

上記のように一口にマグロといっても、様々な種類が存在します。

回転すしなどで安くて美味しいマグロはメバチ、ビンチョウ、キハダなどが多いです。

やはりマグロの王様と言えば黒マグロ、いわゆる「本鮪」です。

赤身もトロも絶品です。

しかし、値段が高いくなかなかお目に掛かれませんね。

そこで、家庭で本格的なマグロが食べたと思ったら「ミナミマグロ」がお勧めです。