きのこ狩り 初心者が気を付けるべきポイント解説
目次
秋の味覚を楽しむ「きのこ狩り」その注意点は?
暑さ寒さも彼岸までといいます。
10月にもなれば、いよいよ秋も本格的に深まってきます。
秋の楽しみといえば、「食欲の秋」ですね。
秋の味覚の代名詞ともいうべきものは、きのこではないでしょうか?
そしてきのこ狩りもこれから盛んになってくる時期です。
市場には出回らない様々なきのこを収穫するチャンスでもあります。
でも気を付けるべきは、「毒きのこ」を見分けることです。
きのこには猛毒を持つものもあり、誤って食べてしまうと命を落としかねないことになります。
とはいっても、安全にきのこ狩りをする方法はありますので、それを紹介したいと思います。
初心者が気を付けること
①きのこ狩りの場所について
基本的にキノコが生えている山でも、「国立公園」「国定公園」「自然保護区」「都道府県の自然公園」ではきのこの採取は禁止されています。
⓶きのこの種類について
むやみに初心者がきのこの種類を判断してはいけません。
詳しい人、経験のある人と行動を共にして判断を仰ぎましょう。
食中毒がおこりやすいきのこを以下に紹介しておきます。
ドクツル茸
症状 腹痛・嘔吐・下痢。場合によっては死に至ることもある。
似ているキノコ:シロオオハラタケ
オオワライ茸
症状:めまい・寒気・悪寒・ふるえなど。多量接種の場合には。幻聴・幻覚もあり。
似ているキノコ:ナラタケ、ナメコ
スギヒラ茸
症状:足のふらつき・筋肉異常、最悪の場合死に至る(腎臓に疾患のある人は急性脳症の可能性も)
似ているキノコ:ひらたけ
フクロツル茸
症状:手足のしびれ・嘔吐・下痢・黒色尿・呼吸困難。場合により心臓・腎臓・肝臓障害、心臓衰弱、言語障害、顔面麻痺などの症状も。死に至ることもある。
似ているキノコ:食用キノコで似ているものはなし
カラハツ茸
症状:下痢・腹痛・嘔吐
似ているキノコ:なし
タマゴテングタケモドキ
症状:下痢・腹痛・嘔吐
似ているキノコ:カバイロツルタケ,タマゴタケ
カキシメジ
症状:頭痛を伴う嘔吐・下痢・腹痛
似ているキノコ:ニセアブラシメジ(クリフウセンタケ),チャナメツムタケ,シイタケ
採取場所
きのこは日の当たらない、湿気の多い所を好みます。
腐食した樹木の下や、傾斜のきびしい所に育つものが多いので、不注意で足を滑らせ滑落したり
樹木を頼りにつかまって移動する際、樹木が腐っていると樹木の根から抜けてしまい落下することも
あります。十分注意して移動しましょう。
珍しい食べられるきのこ
さくらしめじ
傘はワイン色で周辺部白っぽくとても綺麗で、各地で茸狩りの 対象になる人気のあるきのこ。
苦味の好きな人はそのまま焼いて食べる。普通はいったん 湯こぼしてから調理するか、塩蔵したものを利用する。熱を加えると黄土色に変色します。 煮物にして味をしみ込ませると美味しい。
くり茸
クセのない風味と歯切れの良さが特徴で、良い出汁が出るので鍋物や煮物に適している。塩蔵したクリタケは、翌年、フキやニォサク、ワラビなどと一緒に煮付けると美味しい。その他、味噌汁、炒め物、おかゆ、炊き込みご飯、フライ、うどん、中華風雑炊など。
カラカサ茸
唐笠のような大きなきのこ
生では食べられないので、焼き物、煮物に
フライにすると肉のような食感が楽しめる。
煮ている猛毒のきのこがあるので、きのこに詳しい人がいない場合は避ける
キヌガサ茸
キヌガサタケは汁物などにして食べる。
中華料理の食材として有名で、暗緑色のグレバ(胞子を形成する部分)は悪臭を放つ為、洗い流して調理。
まとめ
日本には約5000種類のきのこが自生しています。
市場には出回らない栄養価の高いきのこも沢山あります。
味わったことのないような出汁のでるきのこもありますので、是非きのこ狩りを楽しんでください。
やっぱりきのこは松茸だという方には
岩手県産の松茸は如何でしょうか?
肉厚で風味の強い松茸がことしは豊作。
このチャンスに是非お試しください。