ごはんとパン

ごはんとパンの話

 

 

昔の朝食の定番といったら、ごはんに味噌汁、目刺しや納豆にお漬物でした。

 

 

朝はトーストに目玉焼きとコーヒー、そんな人多いのではないでしょうか?

 

 

パンの消費量がお米の消費量を上回るというセンセーショナルなことが起きました。

 

 

これは2011年の総務省「家計調査」で明らかになったのですが、

 

家庭での支出において、パンがお米を上回ったのです。

 

 

日本人が主食の米より、小麦を多く食べているのです。

 

原因は様々言われていますが、食事の簡素化(共働きが当たり前になったことで、家事の負担を減らすため)、

や食事の欧米化の進行などは、大きな要因かと思います。

 

 

 

何故日本人の主食が米なの?

 

米の日本への渡来は古く、約2500年前とされています。

 

縄文時代の末期、稲作の発達により狩猟採集の時代でもある縄文時代が終わりを迎え、弥生時代へと

移行されました。

 

米の由来説は様々あり、中国南方より渡来した可能性が高そうです。

 

 

気候的に温暖で多湿であり、水も豊富な日本列島

 

米の栽培には適していたのでしょう。

 

稲作文化が発達して、今まで定住文化の無かった日本で作物を育てるために定住するようになります。

 

 

ここから日本人は農耕民族へと変貌していきます。

 

 

米は長期保存できるので、わざわざ狩りをしなくていい。

明日食べる食事に困らないというのはとても安心できることだと思います。

 

 

そして、稲作とともに日本にやってきたのは、魚を食べる文化です。

 

もともと縄文時代獣肉を食べていた日本人は、稲作が発達するとともにその食文化が

すたれました。

 

たんぱく質の補給に魚が重用されるようになったのです。

 

魚と米の相性が良かったのでしょうね。

 

千年以上後の、現代まで続く寿司や魚食文化につながっていきます。

 

日本人の米食文化の原点は魚食との関係だったようです。

 

 

DNA的に日本人には米のほうが良い

 

日本人も食の欧米化により、肥満問題が深刻になっています。

 

 

糖尿病は予備群も含めれば、1000万人が危険な状態にあるといわれています。

 

 

その他動脈硬化、心筋梗塞、様々な成人病は食生活が原因となります。

 

 

欧米に行ったことがある人なら気が付くと思いますが、

 

「日本人って欧米人に比べたらそんなに太った人いないくない?」

 

実際アメリカ人と日本人の平均カロリー摂取量は一日当たり、1000kcal位違います。

 

日本では見たことないような、肥満な人が沢山います。

 

なのに、あそこまで太っていないのに、なぜ日本で肥満が問題になっているのか?

 

 

答えはDNAです。

 

日本人の腸の長さ欧米人に比べ長いのです。

 

もともと肉食などの栄養価の高いものを食べてこなかった日本人。

 

米、野菜が中心でした。

 

なので、食べたものが消化吸収される際に、少しでも長く体内にとどめ栄養吸収できるように

腸が長くなったといわれています。

 

 

だから、腸の長い日本人が欧米人と同じ食事をすれば、栄養過多になってしまいます。

 

欧米人ならば不要で排出される分まで、吸収してしまうことが問題です。

 

 

そして、日本人は欧米人に比べて、内臓に脂肪をため込む体質です。

 

これもDNAが日本人の命を守るために発達したものでしょう。

 

栄養が足りないときのために、それを体内にため込んでおいて臓器を動かす。

 

 

米は小麦よりも、血糖値を上げにくく、血糖値をさげる役割のインシュリンの分泌も少なくてすみます。

 

その過程で脂肪分を体内に吸収されるため、日本人には小麦より米の方が体質的に、いやDNA的に適している

食物なのです。

 

 

 

 

おいしいお米を食べよう

 

米といっても今はたくさんの品種やブランドがあります

 

 

それぞれ好みも違うでしょうし、合う料理も違ったりします。

 

 

いくつか代表的なお米のブランドと味の特徴、そして合う料理を紹介します。

 

 

①コシヒカリ   

日本を代表する品種です。新潟県魚沼産はナンバーワンブランドです。

モチモチした食感と、強い粘り気、強い甘みが特徴です。デンプンのアミロースとアミノペクチンの

バランスがとても良いお米です。

お米の味が強いので、味の濃い料理が合います。

肉料理(ハンバーグやステーキ)等

粘りが強いので寿司には適しません

 

②あきたこまち

コシヒカリのいいことろを譲りうけています。モチモチ食感と香、旨味、甘みがバランスよく、

水分が多いので炊き立てだけでなく冷えても美味しいので、お弁当に最適。

比較的薄味な和食との相性がよく、煮物、焼き物等にぴったり。

上品な日本食を引き立てるお米といえます。

 

 

③ひとめぼれ

粘りの強さと、飽きのこない甘みが特徴。粘り、甘み、香、つや、旨味のトータルバランスに優れています。

やさしい味わいなので、様々なおかずに合います。

おかずを選ばないどんあ料理にも合うお米と言われています。

炊き込みご飯には一番合うお米とも言われています。

 

④ななつぼし

食味のバランスがとれているお米。粘りの適度なので寿司などに最適なお米です。

冷めてもさっぱりと歯切れがよく、濃い味のおかずにも合います。

お弁当にも適しています。

 

 

⑤つや姫

山形県が10年を費やして開発したお米。甘み、旨味がよく粘り気や口当たりのバランスが良いお米。

最大の特徴は、旨味成分グルタミン酸やアスパラギン酸が多く含まれていること。

その含有量は高級品種コシヒカリより多いと言われています。

食味が最高レベルのつや姫は、おにぎりやお寿司にすると一番お米の特徴が味わえるようです。

またシンプルな和食にもよく合い煮物、冷ややっこ、焼き魚、漬物との相性が最高です。

 

 

お米の保存方法

 

お米の保存は冷蔵庫で。

 

10度以下の環境で保存すると、酸化の速度を半分に抑えられ、より長く本来の美味しさをお楽しみ

頂けます。

 

 

逆に高温、18度以上で保管してしまうと、虫の発生原因となります。

 

なるべくお米の保存は冷蔵庫、難しい場合は冷暗所で保管しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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